Jardin d'Apsara Paris

アプサラのタロットカードリーディングとパリの暮らし

朝から幸せなブレックファスト社交のすすめ

f:id:ApsaraParis777:20211207000826j:plain

Petit-déjeuner et sociabilité 「朝から幸せなブレックファスト社交のすすめ」

 

コロナで外れた私のブレインロックの中に、おもてなしとは週末の土日にフルコースの手作り料理プラスワインでという「常識」がありました。

 

そもそも家に人を呼ぶことが難しくなったり、呼べても午後7時までとかの制限がかかっていたあいだ、ある日、それなら朝食に家に呼べばいいじゃない?と思いたちました。

 

世界のどこに出張に行っても、朝ごはんてどこの国のメニューでもみんなが好きなものばかり。フランスではもちろん、有無を言わさず美味しいバゲットやヴィエノワズリー数種類にサラダたっぷり、卵料理、挽きたてのカフェオレ、最後に果物(フランスでも柿が出回り始めました。見栄えもよくおいしい)と、マカロンなどちょっとした甘いもので終わり。これに野菜と季節の果物のスムージーもプラス。レモンとチアシードを美容のためたっぷりと。

 

日本食が好きな意識高い系のゲストにはお魚と玄米メインの和食を出すことも(日本食が好きでも、朝から魚は無理という方もいるので、要事前相談)。

 

さらにデザートにHermé やPierre Marcoliniの豪華めのスイーツ(朝からケーキはさすがに重いので、二杯めのコーヒーとつまめるマカロンやショコラなどを・・・)をプラスしたとしても、アペリティフから始まりメインには必ず名のあるワインをつけという自分がちょっとしか飲まない私に取ってあまりメリットのないヘビーな週末の昼夜おもてなしコースに比べれば、コスト的にも低いし、準備時間も短く、なにより1日を美味しく楽しく始められて嬉しいとゲストにも好評です。昼ご飯を抑えめに出来るので、ダイエットにも結局こちらの配分の方がいいとも言えます。

 

フランスでは、朝は王のごとく食べ、昼は君主のごとく、夜は貧者のように食べるべしという格言もあるくらいですManger comme un roi le matin, comme un prince le midi et comme un pauvre le soir)。

 

最近嬉しかったのは、同僚が、自分で焼き上げたオーガニック材料しか使っていないおいしいパンを丸ごと持ってきてくれたこと。数日間楽しめました。

 

オフィスが歩いて20分くらいのところにあるので、同僚には朝うちに寄ってもらって一緒に出勤というパターンもあり。その道中、お出ししたパティスリーやパン屋さんはここのもの、あ、今度買ってみようと会話も続く。

 

オフィス以外の場所での付き合いのいいところは、中でお茶する時、無意識に本音で話しにくい部分やプライベートをよりよく知れるところですね。これもマーケティング。

 

昼夜の食事会も無理しない程度には再開する予定ですが、私的に当分トレンドはモーニング社交です。