命を削る恋が魂に残すもの

わたしとあなた、アプサラのコミュニティーに来てくださっている方々をつないでいるもの、それはたぶん、一度でも、何度でも、ある時は至福を、ある時は命を削るような思いをさせられる恋をしたことではないでしょうか。

恋は落ちるもの。その時は、まるで草原の中で巻き起こる竜巻のように、無慈悲に足もとをすくっていくのです。

そこにどんな困難や、問題があっても、相手の中にある何かに自分がたとえようもなくひきつけられてしまった、それがないと、息もできない、それがないと、生きている意味がない、と思ってしまうのです。食べ物もあまりのどを通らなくなり、自然にほっそりしていきます。一時的にでも、離れるときは本当に身を引き裂かれるようにつらい。自分の一部が相手に持ち去られたままだから、一瞬でも早く相手のいる世界に戻りたい、と思います。

これを知ると、打算的な考えや、自分を守るための手段は無意味になり、私たちは無防備になります。

小さな偶然と、ほかの人との間でなら済ませてしまうようなことでも、相手との特別なつながりのしるしに見えてきます。

なぜもっと早く出会わなかったのだろうと思いつつ、2人のそれぞれの過去も、今このときに巡りあうためにあったのだと思う時。自分はこの人に出会った幸せを味わうこの一瞬のためだけにでも、生まれた意味があったと心から思うとき。

今の相手の中に埋もれている、子供だった時、少年だった時、その時の寂しさ、夢や無邪気な楽しい時間も、不思議に本質として自分にはつかめる気がするとき。

今までの誰よりも、相手も自分のことを、自分であるからこそ愛し、一生特別だと思い続けてくれるだろうとわかっているから、いつか別れることを思っても、何も不安になったりすることがないとき。

生きるための苦しい戦いのなかで、相手の存在が自分の心に生きる力を燃やす炎になってくれるとき。自分が相手の愛によって、もう一度、世界の中心になった気がするとき。そして自分も相手にとってそういう存在であると思える時。

恋を愛に変容させて二人の関係が続いていくかどうか、それとはまったく別のところで、恋の物語は、狂気を知り、自分を見失うほどの情熱を知ることによって、自分を超越し、新しい次元へわたしたちを導いてくれる天からの贈り物、本当にそう思います。

ソウルジャーニー・2人の前世での関係・現世での気持ち・乗り越える試練【恋愛タロット・オラクルカードリーディング】