Jardin d'Apsara Paris

アプサラのタロットカードリーディングとパリの暮らし

あなたの本質を視覚化するアートセラピー

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3月からロックダウン、段階的解除を経て、10月半ばから夜間禁止令が発動されている現在のパリ。

それ以前は私の仕事の中核だった海外への出張が全くできなくなったこともあり、パリにいる時間をフル活用して、新しいことを自分の中に取り入れようと考えるようになりました。

いくつかのオンラインラーニングを始めたのですが、今日はその中でアートセラピーについて書いてみようと思います。

アートによって癒されるというコンセプトは、欧米のミュージアムでも始まっており、カナダなどでは、メンタルの不調の治療の一環として文化機関でのサービスを受けることを保険料の払い戻し対象として認めていると聞きました。

特定のアート作品や建造物と触れ合い、美しさや自分だけに訴えるオブジェのメッセージに癒されるということもあると思いますが、私が現在学ばせてもらっているアートセラピーは、自分自身の本質を視覚化し、アーティストでありヒーラーである自分を融合させるというワークが核になっています。

ここでいう「アーティスト」の意味は、プロとして作品をつくったり楽器を演奏したりすること、ではなく、表現者であるということです。

大きなアートブックに、自分が好きな写真、イラストやポストカードをコラージュしたりして、自分はどんな色、素材、感覚、形、に惹かれるのかを考え、その次に自分の本質について、何でもよいので思いつくままに絵にしてみる、というところから始まります。

次に、自分の中でその本質をフルに生きることを妨げているものって何かということを考えてそれも絵にしたり、粘土でオブジェにしたり、とにかく実体化させます。先生は、グレムリンでも、なんでもいいわよ、とおっしゃっていました。小さいときに、悪気はなくても大人に言われて傷ついた言葉、自分にはできないという内面の声・・・「内面の批判者」を、自分の本質と分離させるのです。

この実体化した批判者を、箱にしまうもよし、描いた紙を燃やすのもよし、目を閉じて、その批判者を小さく小さくし、さようならとドアの外に送り出すのもよし、だそうです。

私自身はこのシャドーセルフの部分を、完全に切り捨ててしまうことが難しいようです。

まだレッスンは続きますので、自分なりのアートセラピーに取り組んでみようと思っています!